最後の同潤会アパートメント

日本スタッコ 東京営業担当 福岡です

先日のニュースで、現存する最後の同潤会アパートメント(上野下)が
解体されると知りました。
同潤会アパートメントとは、1923年に起こった関東大震災被災者への
救護を目的として財団法人「同潤会」が建設したアパートメントの総称です。
当時の近代日本の産業技術を集めて建てられた建物は、
現代の都市生活の基礎になったとされています。

この建物の外壁仕上材には、「リソイド」という材料が施工されています。
この材料は、満州鉄道の関連会社である南満鉱業社が製品化したものです。
日本スタッコの会社創業者は、満州鉄道に関連した南満州工業専門学校で
中国大陸に入ってきた西洋建築の材料などの研究を行っていました。
その経験を生かし、同社の内装仕上材「スタッコマンチュリア(満州のスタッコ)」の
開発に携わっていたと思われます。
日本引き上げ後、製品名にちなんで「日本スタッコ」という社名にした歴史があります。
時代の流れで仕方の無いことかもしれませんが「リソイド」仕上げの
同潤会アパートが無くなることは寂しいですね。

日本の漆喰が、左官職人の歴史であるように、
「リソイド」は、日本近代化で生まれた左官材料メーカーの歴史なのです。

最後の同潤会アパートメント” への2件のコメント

  1. 本当に寂しいですね。
    日本の技術を継承すべく、日本スタッコ製品の伝統を広げていきましょう。

    • >ひこにゃん様
      ブログ担当村上です。お読みいただきありがとうございます。
      時代の流れとはいえ本当に寂しいことです。
      日本スタッコも今年で還暦。
      伝統を引継ぎ、新しい製品を生み出していきたいです。

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